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MARKET KNOW-HOW 
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2020年1月

MARKET KNOW-HOW

ワン・ミシシッピ、トゥ・ミシシッピ…


古くからの知恵に、稲妻が光った後、何秒後に雷鳴が響くかを測ることで、雷との距離を知ることができるという教えがあります。この知恵になぞらえ、2019年、金融市場の参加者の多くは、次の景気後退へのカウントダウン開始を告げる「稲妻」を目撃したと考えています。象徴的な出来事として、昨年8月、米国の2年債と10年債の金利が逆転する逆イールドが発生した週に、「景気後退」という言葉のグーグル検索が急増したことが挙げられます。米国の人々が「ワン・ミシシッピ、トゥ・ミシシッピ…」と秒数を数え、雷からの距離を測ろうとするかの如く、市場は景気後退までの期間を計測しようと躍起になっているようです。しかし、当社は逆イールドの発生そのものは、必ずしも「稲妻」と言い切れるものではないと考えています。

景気後退は避けられない結末ではありません。足元で目撃された「稲妻」と考えられているものとして、世界経済の減速、苦境に陥る製造業、そして先ほど述べた逆イールドが挙げられます。しかし、健全な消費活動、中央銀行の力強いサポート体制、金融環境の改善、そして英国の合意なきEU(欧州連合)離脱や米中を中心とする貿易問題、米国大統領弾劾、米国大統領選挙などの地政学的リスクに対する見通しの改善により、世界的に穏やかな景気拡大が2020年も持続すると予想します。

結論として、強調したい点は次のとおりです。

  • 運用目標を見失うことなく、戦略的な配分を維持すること。
  • 市場ベータよりもアルファを重視したボトムアップ戦略を選好すること。
  • 期待リターンの低下と突発的なボラティリティの急騰に備えるため、インカム重視の戦略とオルタナティブ戦略をポートフォリオに組入れること。

 

マクロおよび市場の見通し


割れる判断

世界ではEPU(経済政策不確実性)が高水準で推移することがもはや標準となっていますが、VIX(株式市場の予想変動率)はそうではありません。多くの投資家が、VIXは高水準のEPUに合わせて上昇すると予想していますが、当社は、現在の傾向が継続すると考えます。ヘッドラインをにぎわす政治リスクが間断なく発生するため、EPUは高水準で推移する一方、世界的な低インフレとそれに対する中央銀行の対応が広く予想されることから、VIXは低水準で推移するとみています。

出所:ブルームバーグ、GSAM
The Know
新たな時代、新たな戦略

もしも今後10年間、株式の年率リターンが一桁半ばにとどまるとするならば、「インカム」の必要性がこれまでになく高まるだろう

世界金融危機以降、株式市場は力強いリターンを生み出してきました。しかし、高水準のバリュエーション、超低金利環境の継続、経済成長の減速などを背景に、今後はこれまでほど高い株式リターンを期待しにくい時代に直面することが想定されます。そのような環境に備えるため、インカムを活用することで、魅力的なトータル・リターンを維持できる態勢を整える必要があると考えます。


出所:ブルームバーグ、GSAM


The How
「インカム」を称えよ

キャッシュフローを強化することで、魅力的なトータル・リターン確保を目指す

今後、株式市場の期待リターンが低下していくなかで、リターンの源泉を分散することが解決策のひとつとなります。新興国債券、グローバル・インフラ株式などを含む複数の資産クラスは、リターン源泉の分散に貢献しつつ、米国株式の倍以上のインカムを享受することができます。インカムを生むこれらの資産をポートフォリオに組入れることで、比較的高水準のトータル・リターンを確保すると同時に、米国株式への感応度も低いことからポートフォリオのリスク軽減も期待することができます。


出所:ブルームバーグ、GSAM

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The Know
無視するには大きすぎる

中国は、世界のソブリン債市場で第3位の規模を誇る一方、政府債務(対GDP比)は低く、高格付けを有する

中国ソブリン債の市場規模は2009年の1兆米ドルから5兆米ドル超まで拡大し、現在では、米国、日本に次ぐ3番目の市場に成長しました。そのため、もはやこの市場は、投資家にとって無視できないほど重要な存在となっています。さらに、中国の政府債務(対GDP比)は相対的に低く、高い信用格付けを有する一方、中国ソブリン債は主要国債と比べて魅力的な利回りで取引されています。外国人投資家による取引はまだ少ないものの、中国当局は、市場へのアクセスや流動性を改善すべく金融市場の自由化に取り組んでおり、近年では主要債券指数に中国ソブリン債が採用されるに至りました。


出所:ブルームバーグ、ハーバー・アナリティクス、GSAM


The How
莫大な投資機会

中国ソブリン債は世界の主要債券指数で大きな比率を占めることに

世界の主要債券指数に中国ソブリン債が採用されたことは、資本市場の開放を目指す中国にとって特筆すべき事項であり、今後様々な種類の債券が世界で取引されるための重要な一歩だと言えます。中国が右記3つの主要債券指数に採用された場合、これらの指数をベンチマークとする約3,000億米ドル規模の資金の一部が流入されると予想されます。主要債券指数への中国ソブリン債組入れは大きな影響をもたらします。


出所:ブルームバーグ、ゴールドマン・サックス・グローバル投資調査部、GSAM

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The Know
全ての債券が同じ性質を有するわけではない

高格付け債券への投資は、ボラティリティ(変動性)低減をもたらす

クレジット・スプレッドの縮小、イールドカーブのフラット化、株式市場のボラティリティ上昇がみられる環境下では、コア債券投資によるポートフォリオ分散効果の重要性をあらためて認識する必要があります。過去10年間では、米国投資適格債券と米国大型株式の相関は平均で概ね0にとどまりました。高格付け債券に投資することで得られるインカムとデュレーションは、変動の大きい市場に対する有効なヘッジとなります。


出所:ブルームバーグ・バークレイズ、GSAM


The How
多種多様な債券

投資適格級のなかでも、各債券の特性の違いによって、異なる恩恵がもたらされる

投資適格級のなかでも、比較的高格付けとされる債券は、株式に対するより優れたヘッジになると考えられ、景気拡大が長引くなかでは、価値ある特徴といえます。また、高格付け債券への投資は、収益獲得機会の限定を意味しません。セクター、格付け、残存期間などの観点で選別を行うことにより、収益機会を犠牲にすることなく、ヘッジとしての機能を得ることができます。


出所:ブルームバーグ・バークレイズ、GSAM

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The Know
投資タイミングを伺うのか

損失を回避することは、利益の放棄も意味する

歴史を振り返ると、株式市場は底打ち後大きく反発してきました。損失を恐れるあまり傍観者のままでいると、利益を見逃してしまう可能性があります。「常に適切なタイミング」で投資を行うことはプロの投資家にとってすら難しく、損失を恐れる投資家は大きな下落を運よく回避することができるかもしれませんが、それと同時に大きな利益を獲得する機会も見過ごしてしまうことになるかもしれません。私たちは、長期的かつ戦略的なマインドを強く持ち投資に臨むべきだと考えます。


出所:ブルームバーグ、GSAM


The How
オルタナティブ戦略の活用でリスクの低減を図る

痛みを伴う市場環境において流動性の高いオルタナティブ戦略は打たれ強く、株式を上回るリターンを得た

景気サイクル後期において、オルタナティブ戦略はポートフォリオに対して分散と相殺の役割を果たすと考えています。景気後退へのカウントダウンが始まっているかもしれない足元の市場環境において、同戦略を再検討する価値があるのではないでしょうか。歴史的に、景気サイクルの転換点において同戦略は株式より小さな下落で、反発の利益をしっかりと享受しました。この特性は、リスクを軽減しつつ継続した投資を行うための効果的なソリューションになり得ると考えます。


出所:ブルームバーグ、GSAM

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The Know
持続可能性を重視するミレニアル世代

希望から現実へ、持続可能な強みへ

今日のミレニアル世代は、世界で最も強力な消費者層になっており、持続可能性は彼らの消費行動を決定する重要要素となっています。この持続可能性を重視するミレニアル世代の趣向に沿えない企業は、企業活動において不利な立場となってしまう可能性があります。また、この趣向は彼らの投資判断にも影響を与えており、ミレニアル世代は持続可能性を重要視した投資を行っています。


出所:モルガン・スタンレー、GSAM


The How
持続可能性に対する責任はより大きく

輝く未来のための新たなソリューションとテクノロジー

ミレニアル世代は、世界的な環境問題への意識の高まりに、重要な役割を果たしています。地球温暖化などの気候変動は起こっていないと否定されることもありましたが、徐々に理解が進んだことで、現実のものとして受け入れられました。クリーンエネルギー、持続可能な水利用、資源の効率化、廃棄物管理とリサイクル、持続可能な消費・生産はすべて、持続可能な未来に欠かせないものとなっています。


出所:GSAM

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The Know
ご存じでしょうか・・・

過去最高の平均気温を記録した18年のうち、17年は過去20年間に発生している

気候変動の影響はすでに世界中で観測されています。記録的な高温や頻繁に発生する洪水、山火事、長期にわたる干ばつ、破滅的な暴風雨は、我々が直面している変化の一部にすぎません。1880年代以降、世界の平均気温は約1度上昇しています。わずか1度の変化は大したことがないように思われます。しかし、0度から1度になると氷が水に変化するように、1度の上昇は世界的に大規模な影響をもたらす可能性があります。


出所:アメリカ海洋大気庁、GSAM


The How

気候変動は世界経済を脅かし、そして投資ポートフォリオにも影響を与えうる

地球温暖化による影響は、我々の生活が不便になるだけではありません。気温と降水量の変化は、消費エネルギー量と飲水量、そして経済活動全般に影響を与えます。また、異常気象は、農業、インフラ、消費者など様々な産業に影響を与える環境リスクを生み出します。気候変動は今後も、あらゆる国・地域の健康、福祉および経済、そして投資のパフォーマンスに影響を与えながら加速する可能性があります。


出所:GSAM

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Market Know-How 2020年1月

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